遺品整理士になるために…(38)
2018.09.23
- 遺品整理士になるために…
我が国における、次の社会問題について、説明します。
(4) 出生率
日本の高齢化には別の側面があり、それは少子化が進んでいることです。
つまり、生まれて来る子供の数が減っていることで、
多くの先進国に共通の現象ですが、日本はその減り方が急激です。
1970年代まで200万人を超えていた日本の年間出生数は、
80年代に入って150万人以下となり、最近は120万人内外とみられています。
長期的に人口を維持するには、
一人の女性が平均2.1人の子供を産む必要があるとされています。
15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を積み上げたものを
合計特殊出生率といいますが、
日本の合計特殊出生率は1973年の2.14人を境に急低下して、
1999年には1.38人まで落ち込みました。
1970年代中ほどからの日本の出生率低下は、
オイルショックによって高度成長が終止符を打ったことも影響して、
子供を生む世代の日本人、つまり主として20代から40代の人々の考え方が変化したためです。
つまり、「少なく生んで大事に育てる」あるいは「子供なしでも構わない」
というライフスタイルの人々が増えたのです。
若い人達の人口が減少することと、それに伴う急激な人口高齢化は、
経済に様々な衝撃を与えることは避けられない現実と言えます。
※遺品整理士養成講座・提出レポート参照
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