遺品整理士になるために…(15)
2018.08.27
- 遺品整理士になるために…
「遺品の不法投棄」の問題について、説明します。
遺品整理にまつわるトラブルのひとつに、
業者が遺品を不法投棄する事例が挙げられます。
そもそも廃品を引き取る場合は、
市町村から一般廃棄物収集運搬業の許可を得る必要があり、
廃棄物を処理するには費用がかかります。
悪質業者の場合、廃棄物処理に係る費用を見積もらず、
競合他社よりも費用面で優位に立ったり、
処理費用を見積もった上で不法投棄し、当該費用をピン撥ねしたり、
更には一般廃棄物ではなく、産業廃棄物として埋め立ててしまう等、
平然と違法に手を染めている業者も存在します。
依頼者側からすると、引き取ってもらった遺品が、
その後どのように処分や処理がされているのか、
その顛末までは知り得ないのが現状です。
もしも、依頼をした業者が不法投棄し、
それが元で摘発されたとしても依頼者には関係がない、
責任がないと言いたいものです。
しかしながら、不法投棄した遺品の内容から依頼者の身元が判明し、
警察等から問い合わせの連絡が来たり、
法的責任を追及されたりした事例があるのも事実です。
従って、業者選定に関しては、
「一般廃棄物収集運搬許可」を得ているか、「古物商」の許可を得ているか、
不用品の処分の方法がマニュアル化されているか、
また、透明性を持って事前に詳細説明を受けたか等、
慎重に事前確認することが必要不可欠なのです。
※遺品整理士養成講座・提出レポート参照
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