遺品査定士になるために…(23)
2018.11.03
- 遺品査定士になるために...
遺品査定業務に関係する器具・機材について、使い方・用途を説明します。
(1) 比重計
固体や液体の密度を測定する測定器具を比重計といいます。
比重を求めるには質量と体積の測定が必要で、固体の場合はアルキメデスの原理を使用しますが、液体の比重の測定には前もって測定された比重ビンによるものや、比重天秤、あるいは浮秤が利用されています。
浮秤はガラス栓の下部小球に鉛、水銀、鉛の小球が封入されている構造となっており、液体中に浮かべて沈んだ体積からその比重を知ることができます。
浮秤は、自動車のバッテリー液の比重を測定し、充電状況を知るために多く利用されています。
バッテリー液の比重とは、水とバッテリー液の重さの相対的な比を表します。
バッテリー液の比重は、通常完全充電時で1.28とされています。
また、温度によって多少変動します。
温度が高いほど比重は低く、低ければ高くなります。
つまり、バッテリー液の重さが水の1.28倍ということです。
比重が高い、低いというのは、バッテリー液の重さが重い、軽いと言い換えることができます。
比重計による測定により、このような判断が可能となります。
※遺品査定士養成講座・提出レポート参照
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